応援してるからね…
「リバース」(53/144)
リカはこうやって作られた
とりあえず「リカ」を読んでから
出来れば「リターン」もおさえてから
本作品に挑んでください
本作だけでも
ストーリーとしては十分理解できると思うのですが
ラストの本当の「意味」は
分かりませんから…
で、昭和30年から40年代が舞台でしょうか
広尾のお屋敷で
住み込みのメイドとして働くことになった主人公
パパ、ママ
そして双子の美人姉妹
絵に描いたような美しいファミリーなのですが
まあ、当然、裏はあるわけで
読む前から
本作品は史上最狂のストーカー・リカの物語であるという前提なので
すぐにリカは誰だか分かります
それを念頭に読むと
実に不思議な感覚になってきます
なぜか、リカを応援したくなってしまうのです
怖い
そんな気持ちになるなんて
大人になって、あんなに酷いことをする人間を、なぜ
絶対ダメです
でも、五十嵐の誘導にまんまと乗せられて
どこかで
「早く、本気、出しちゃいなよ」
と思う自分がいる
かなり怖い
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謎を見つけよう
「怪しい店」(52/144)
文字通りに怪しいお店が5店
5つの短編ミステリ集
骨董品店
古本屋
ブランドショップ
理髪店
相談屋
やはり、四つ目が白眉でしょう
田舎の駅
電車の本数が少ない
そこで
暇つぶしとして理髪店に入る
まず、この設定のちょっとだけ現実離れしたところが良い
さらに
そのお店が本日閉店
このファンタジー満載な感じ
好きです
そして、そこで起こった
事件とも言えないレベルの事象
そこに謎を求める粋な感じ
想像力の無限の可能性を教えてくれる作品です
殺人事件とかに出会うことは
滅多にないけれど
世の中には謎がいっぱい
その謎に気付く余裕というか懐の深さというか
何でしょう
自己中心的ではなく
自分を取り巻く世界すべてに興味を持つことは
きっと
幸福に繋がるんだなって思いました
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