6年間の深み
「潜る女 アナザーフェイス8」(73/144)
いまや
このシリーズが
唯一読んでいる堂場作品となってしまいました
アナザーフェイスもついに8です
妻を亡くし、子育てに奮闘する
イケメン中年警察官という
ベタな設定が
なぜか好きでして
主人公・大友は
誰と再婚するのかな?
いや、シングルを通すのかも
そんな、一見「ライト」な警察小説なんですが
いつも、楽しく深読みしてます
で、今回は
まさかの「禁じ手」、警察官が被害者となってしまいます
その犯罪は結婚詐欺
そこから事件が様々な方向に展開していきます
でも、ラストは実にクール、というより冷酷かも
でも、自慢の息子が
9に続くナイスフォローをしてくれます
正直、これ単体で読んでも
深みはないと思います
今までの登場人物の積み重ねがないと
息子の成長とか
ただの帳尻合わせの思えてしまうかも
アナザーフェイス初読から
6年経ってるからこその面白さなんだよな〜
(20151021-20161020.166/144)
(20141021-20151020.165/144)
(20131021-20141020.164/144)
(20121021-20131020.161/144)
(20111021-20121020.166/144)
(20101021-20111020.159/144)
(20091021-20101020.150/122)
(20081021-20091020.139/122)
(20071021-20081020.134/122)
(20061021-20071020.133/122)
(20051021-20061020.128/108)
最後の一行
「リバース」(72/144)
湊としては、珍しく「普通」の体裁のミステリです
で、最後の一行の為に
書かれた作品なんですよね
となると
映像化には向いていないのですが
最後の一行縛りを無視すれば
実に、映像化に向いていると思います
大の大人がオロオロする様は
実に情けないのだけど
自分に置き換えれば当然だよな〜って
実に後ろ向きなシンパシー
昔の「事件」に囚われた友人グループ
学生時代に死んだ友人
でも本当は
死んだ?いや、殺した?
じゃなくて、事故だった?
で、犯人は?
お前じゃないの?
え、俺じゃないよ!
そんなモヤモヤを残しつつ
社会人になって
皆で事件のことは忘れようとしている所にやってきたのは
「告発」
ナイス疑心暗着
ま、読も
ラスト一行の見事な一撃
お楽しみに
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