死刑囚
「イノセント・デイズ」(75/144)
最近、書店店頭を賑わせてますよね
早見、初読です
面白いです
とっても
でも、書店で全面的にプッシュするほど万人向けじゃないかと
感想で書いている人がいましたが
ミステリじゃないでしょ
ある死刑囚の物語
非常に不幸なとある女性が
死刑囚として
死んでいく「だけ」の物語なんです
かなり辛い読書かもしれません
彼女の気持ちにシンクロする場面は
どちらかというと少ないかも
そこが寂しいんです
結局、彼女が有罪なのか無罪なのかは
大きな問題ではないのです
なぜ、死刑囚になってしまったのか
それは故意なのか
それとも、偶然なのか…
人生って
本当にこうなる可能性を秘めているんだなって
自分は
果たして
これを避けきることが出来るのだろうか
深読みして
なんか、おかしな方向に進んでしまった「本屋大賞」に対する
より戻しなのかな〜とか
(20151021-20161020.166/144)
(20141021-20151020.165/144)
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(20051021-20061020.128/108)
読まなくては行けない作品の一つでしょう
「殺人出産」(74/144)
小説というのは
設定だけで成立するという
良い例だと思います
設定が
勝手に登場人物を生み出し
その人物たちが
自然と物語を作り始めるのです
凄い
感動的
「10人産んだら、1人殺せる」という殺人出産システム
これで社会が成立しているという設定
この一行で
全てが動き出すエクスタシーを
感じてください
読書好き、マストでしょ
好き嫌いを超えて
心動かされる作品です
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