趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

ミナミで飲まなきゃ

「地下の鳩」(11/144) 西の書く大阪を読むと 無茶苦茶、大阪に思いは飛んでいくのですが 実は あまり 大阪に行きたくなくなります 大阪が嫌いになるわけではありません 行っても この文字から出てくる温度を 感じることが出来なくて失望するのが怖いからです…

阿部作品、読まなくちゃだよね

「キャプテンサンダーボルト 上」(9/144) 「キャプテンサンダーボルト 下」(10/144) 世界を救っちゃったよ この二人 本当に申し訳ないのですが 阿部作品、一作品しか読んだことがないのです それに対して、伊坂作品は 多分、文庫化されたものは全て読んでい…

悪女年代記

「永遠に残るは 上 ―クリフトン年代記 第7部―」(7/144) 「永遠に残るは 下 ―クリフトン年代記 第7部―」(8/144) ついに終わってしまいました この結末、やっぱアーチャーでした あっけない、実にあっさりとした終焉 並みの作家じゃ許されない幕引きだと思いま…

圧倒的に面白いって、こういうこと

「罪責の神々 リンカーン弁護士 上」(5/144) 「罪責の神々 リンカーン弁護士 下」(6/144) 殺人の罪で逮捕された男 その被害者は ハラーにとって「大事」な人だった その男の無実を証明するために ハラーは動き出す その中で、昔の事件との関連が浮かび上がっ…

ラブドールを愛せるのか

「それを愛とは呼ばず」(4/144) 確かに衝撃の結末です このタイトルの行く先を想像しながら読み進めて まさか。。。 解説を引用しますが妻を失った上に会社を追われ、故郷を離れた五十四歳の亮介 十年所属した芸能事務所をクビになった二十九歳の紗希 ま、色…

最初からネタバレしちゃっていいですか?

「ペガサスの解は虚栄か?」(4/144) はい、ネタバレです、すみません Wシリーズ第7弾です いや、昨日、ブレードランナー2049を見たばかりなんで 興奮しての、ネタバレです 人間の「役割」って 最終的には生殖なんですね 人間というか「生き物」って話ですが…

二つのタイムトリップ

「太宰治の辞書」(3/144) 奇しくも古典つながり 読書の偶然って面白いです 一つ目のタイムトリップ 主人公がいつのまにか結婚、出産ですか! あの学生が… ネット上の感想では否定的な意見も多いですが あの「スキップ」を書いた北村ならばこその 潔く、非常…

麗しき古典

「銀の匙」(2/144) 古典、めったに読みませんが 本の神様の導きのままに 1921年作品にたどりつきました 自伝的作品のようです ある少年の日々が書かれているだけですが 日記ではないんです ちょっとした風景や情景の描写だったり 登場人物に微かな心の歪みが…

ちよ、So Cute!

「押入れのちよ」(1/144) さて、新期一発目 ホラー短編集 九つの悲しく、切なく、怖く、笑える物語 表題作「押入れのちよ」のちよは幽霊です 子供です カルピスも飲んじゃいます ビーヒジャーキーが好きです でも、幽霊になるからには、哀しい過去が… こんな…

ゆらゆら読書

「サラバ 上」(160/144) 「サラバ 中」(161/144) 「サラバ 下」(162/144) 直木賞だ この作品じゃなくても良かったと思うけど、西 こんなに長い西ワールドを ゆらゆら出来たのは幸せだなあ この分厚さ 直木賞じゃなければ躊躇していたかもしれない 一気読みと…

これ、一見、軽そうだけど…ヘヴィーだぜ

「冷蔵庫を抱きしめて」(159/144) 8つの短編 基本、男と女の物語 『ヒット・アンド・アウェイ』 DVは本当に嫌だ こういう「暴力」は認める てか、暴力じゃなくて「力」だね 力は必要です 『冷蔵庫を抱きしめて』 味の好みの差異…これは厳しいね 『アナザー…

MAX明るい辻村深月!

「ハケンアニメ!」(158/144) 本当に最初 ハケン=派遣 だと思って読み始めましたが まさか、ハケン=覇権 だったとは… で、辻村、やっぱ、いいね それに尽きる アニメ業界小説です でも「アニメ」って単語に拒否反応を示す人もいるかもしれない 言い直せば…

殺伐とした不思議

「夜また夜の深い夜」(157/144) 不思議な物語でした 海外を転々とする母と娘 娘に国籍はない 母の本当の名前も知らない そんな娘が ナポリで母から逃げて 犯罪に手を染めながら 行き伸びていく そして 最後に母と自分の真実を知る 小説は その娘が 難民キャ…

ミステリの新しい楽しみ方

「螺旋の手術室」(156/144) 知念、初読です 帯の強烈なプッシュにおされ購入 ガチ、医者じゃないと書けない内容 ミステリのネタも 医療を知り尽くした人でなくては書けないでしょう でも、作品の舞台が、ガチ医療で 登場人物も、医師ばかりなので成立します…

部屋で、二人で、会話するだけなのに

「木漏れ日に泳ぐ魚」(155/144) 訳ありの兄妹が 明日に引越しをひかえた特別な夜に お互い、相手が殺人犯だという思いを抱いて 静かに「部屋飲み」をスタートさせる 作品は兄と妹の立場から 交互に語られていく 小さい頃、離れ離れになって 偶然、再会して …

こーゆーの、読みたかったんだよねぇ

「孤狼の血」(154/144) 暴力団と警察官 この微妙な関係は 日本に存在する、あらゆる仕事の中で 一番、憧憬の対象であり 同時に唾棄すべき対象であるからして たまらない こういう小説、だよ 読みたいの! 映画化されるみたいだけど 2時間じゃ、この世界観は…

幽霊の仕組み

「幻肢」(153/144) 事故等で腕や脚を失ってしまったのに あるように感じ そこに痛みを感じてしまう現象 それが幻肢とのこと 大事な人を失ってしまったのに まだいるように感じる それは「幽霊」なのかな 本作品ではTMSといううつ病の治療法の応用で 幽霊を生…

超cool.

「機巧のイヴ」(152/144) 江戸時代、みたいな 江戸、みたいな そんな場面に生きているアンドロイド イヴ 時代小説とSFのハイブリッド 不思議な世界 世の中や、そこに生きている人や、風景は江戸(風)だけど そこに、ポツンと、イブがいる それが町に自然に…

5/6です

「クラン Ⅴ」(151/144) ブログをサボっていた間に Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳと一気読みしていた作品も 完結編、一個前 ついに、大ボスが出てきました 警察内部のパワーゲーム、マネーゲームじゃないんです 世界の話 フリーメーソンとかそういう奴の物語だったんです そこに…

自由すぎる

「パルプ」(150/144) 「伝説的カルト作家の遺作にして怪作探偵小説」 と解説に書いてありました はい、怪作です 何も解決しない探偵が 何の活躍もしないで ただ酒を飲んで、グダグダしてる内容…なんです 普通は読まないですよね 探偵に依頼された謎も ほとん…

狩人というよりは、今回はガーディアンかな

「雨の狩人 上」(148/144) 「雨の狩人 下」(149/144) 狩人シリーズ、4作目 待ってました 「砂」を読んだのが12年前 「北」が11年前 そして「黒」が6年前ですよ 歌舞伎町も、そしてヤクザの世界も様変わりしました 新宿署の「問題警官」佐江が大活躍するのが…

サボりすぎですね…68冊分か

「シンパサイザー 上」(146/144) 「シンパサイザー 下」(147/144) やばい、読書ブログ、二ヶ月ぶりです… 読書は継続してますよ この前にブログに書いた「若冲」から、68冊読んでます マルドゥック・アノニマス 1 マルドゥック・アノニマス 2 有頂天家族 二…

文字で「観る」

「若沖」(77/144) 何度も調べたくなりましたが 敢えて 読了するまで若沖の作品を観ませんでした 江戸時代の画家のお話です 恥ずかしながら、若沖、知りませんでした そんな白紙の状態から 文字のみで若沖の作品を妄想するという かなりの贅沢 それも 澤田瞳…

友達の著作物を堪能

「よくわかる人工知能」(76/144) 年間、1〜3冊くらいしか読まない 非小説作品は 友人からもらった、友人の書いた作品です いや、本当に人口知能がよく分かりました 全く知識を持たない僕にはまさにピッタリでした 本書は 人工知能を語っているのではなく …

死刑囚

「イノセント・デイズ」(75/144) 最近、書店店頭を賑わせてますよね 早見、初読です 面白いです とっても でも、書店で全面的にプッシュするほど万人向けじゃないかと 感想で書いている人がいましたが ミステリじゃないでしょ ある死刑囚の物語 非常に不幸な…

読まなくては行けない作品の一つでしょう

「殺人出産」(74/144) 小説というのは 設定だけで成立するという 良い例だと思います 設定が 勝手に登場人物を生み出し その人物たちが 自然と物語を作り始めるのです 凄い 感動的 「10人産んだら、1人殺せる」という殺人出産システム これで社会が成立して…

6年間の深み

「潜る女 アナザーフェイス8」(73/144) いまや このシリーズが 唯一読んでいる堂場作品となってしまいました アナザーフェイスもついに8です 妻を亡くし、子育てに奮闘する イケメン中年警察官という ベタな設定が なぜか好きでして 主人公・大友は 誰と再…

最後の一行

「リバース」(72/144) 湊としては、珍しく「普通」の体裁のミステリです で、最後の一行の為に 書かれた作品なんですよね となると 映像化には向いていないのですが 最後の一行縛りを無視すれば 実に、映像化に向いていると思います 大の大人がオロオロする…

ミステリは時代を超える

「湖底のまつり」(71/144) 今更ながら、泡坂、初読かも 1978年作品なんですね 僕が小学五年生のころと考えると なかなか、ですね 昭和な日本ががっちりと書かれています そして完璧なミステリ 幻想的な、どこか神秘的でオカルト衣をまといつつ 骨格は非常に…

舞台化、誰かしてくれないかなぁぁぁ

「神様の裏の顔」(70/144) お葬式が舞台のコメディタッチの物語 神様のように 誰からも尊敬された人が死んだ 本当に素晴らしい方を亡くした…という喪失感の中 どこからともなく でもさ、これ、出来過ぎじゃなくて という疑念が湧き上がる こんなにパーフェク…