趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

トム・クランシー,スティーヴ・ピチェニック

呆気ない幕切れ

「最終謀略・下」(40/122) そう、 だいたい、物事は劇的でもなく、 なんとなく終わってしまうんです。 というよりも、 感情とか状況のピークの興奮状態で終了することはなく、 天辺を少し越えた、 微妙で、何気ない結末を迎えるんです。 そして、オプ・セン…

政治LOVE

「最終謀略・上」(39/122) まだ上巻なのですが、 この政治的な人間の性に対しての容赦ない切り込み方、 これ、ヤバいです。 で、重く濃密なポリティカルな作品だけに、 いつもより、 頁をめくる速度は半分くらいです。 言葉の駆け引きの根源的な面白さ。 翻…

正義と予算

「叛逆指令・上」(125/122) 「叛逆指令・下」(126/122) ※以下、「正義とは?」というテーマには触れませんが。。。 クランシーのオプセンターも11作目なんですね。 で、本作、久しぶりのスマッシュヒットではないでしょうか。 このタイトな展開。 気がついて…

度合いの選択

「被曝海域・下」(5/122) かくして、 世界は核兵器テロの危険を、 無事、回避したのであった… まあ「オプ・センター」シリーズならではの大味な展開。 予想通りですね。 ラストの空港でのアクションシーンは、良く出来てました。 ただ、ボブに色恋沙汰とは…

これが北米人というものか

「被曝海域・上」(4/122) 久しぶりのトム・クランシー。 もう、彼の作品はオプ・センター・シリーズしか読んでないから、久しぶり? 正確にはピチェニックとの共著か… 今回は北米と。 オーストラリアと。 シンガポールと。 そして勿論、テロリストと。 核…

権力、MONEY、そして命の駆け引き

「聖戦の獅子・下」(125/108) ほほう。 地味で、したたかなトム・クランシーでした。 物理的でなく、心理的な攻防。 人間の戦い、予想外に堪能。 テクノスリラーというよりは、エスピオナージュですね。 やっぱ、最後は、人と人とのコミュニケーション。 戦…

クランシーにしては繊細なり

「聖戦の獅子・上」(124/108) トム・クランシーのオプ・センターシリーズ。 前回の大打撃から、 ググっと立ち上がるのかと思いきや、なかなか繊細なスタートでした。 舞台はアフリカ、ボツナワ。 やはり、トラブルは宗教がらみが発火点なのか? それとも、…