趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

ドン・ウィンズロウ

これ、気がついたら傑作でした

「ボビーZの気怠く優雅な人生」(57/144) あの、ウィンズロウです タイトルの雰囲気通り 少しだけ、軽いです、ちょっとだけね 1995年に文庫されてます 20世紀の作品ですね いい感じです 海兵隊あがりの軽犯罪者が主人公・ティム 彼が 伝説の麻薬ディーラーに…

麻薬って、何

「ザ・カルテル 上」(46/144) 「ザ・カルテル 下」(47/144) ウィンズロウの読書は いつも厳しいです 文庫1,200ページが厚さを上回る重さを 届けてくれます 麻薬カルテルの物語 それは 麻薬カルテルに対して 人の、いや、人類の無力さを語り続けます あの「犬…

戦争というより、死の積み重ね

「ザ・カルテル 上」(36/144) 「ザ・カルテル 下」(37/144) あの「犬の力」からの壮絶な戦争の物語 文庫1,200ページ ブロックのような塊を 1ページづつめくって行く そこには 死、死、死 まるで電車を乗り換えるが如く 人が死んでいく、殺されていく光景が…

ゴッドファーザーから学ぶ

「フランキー・マシーンの冬・上」(112/144) 「フランキー・マシーンの冬・下」(113/144) いかしたマフィア・ストーリー。 引退した殺し屋のもとに、 過去の負の遺産が。 フランクは今は、 海辺で「餌屋」としつつ、 リネン業者を営む元マフィア。 元とはい…

麻薬と、政治と、お金と、命と

「犬の力・上」(71/122) 「犬の力・下」(72/122) なんて、悲しく厳しい作品なんでしょう。 これほどまでに現実社会の残酷さを描いた作品はあったでしょうか。 読後に訪れる虚しさ。 ドン・ウィンズロウは、 麻薬、薬物に侵される世界の危機を、 本当に、本…