趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

三浦しをん

朝井リョウあさのあつこ伊坂幸太郎恩田陸白河三兎三浦しをん

「X`mas Stories」(18/144) キラ星のごとき作家たち とはいえ あさのあつこ、白河三兎は初読でした ビックリ クリスマスの短編集 伊坂は既読でした 同一素材だと 各作家の「味」が引き立ちますよね 得意技を繰り出してくるので どれが一番か… うーん 悩まし…

書かないという技

「神去なあなあ夜話」(117/144) 三浦しおんという人は 本当に優しいお話を 全く嫌味なく 全身全霊で書いてくれる稀有な作家さんですよね ふつう ここまで優しい話ならば どこか「鼻につく」箇所があるものなんだけど 見事に皆無 書かないテクニックとでもい…

何から何まで、上手すぎて、巧すぎて

「舟を編む」(66/144) さすが、本屋大賞 これでこそ、本屋大賞の意味があると思いました 過剰に書き込む部分と 敢えてサラリと流して読者の想像に任せるところの メリハリの付け方が秀逸 読みやすいリズムが作られている 読書の愉しみを感じさせつつ それほ…

文字を重ねる人たちへ

「星間商事株式会社社史編纂室」(89/144) 三浦しをんは優しい文章を書く 言葉のゆるやかな波 時に厳しくも全編にあふれるユーモア 救われる読書、ここにあり とある会社の日陰部署、社史編纂室 主人公は 同人誌でBL本を出し続けている「腐女子」 といっても …

物凄くドラマチックじゃない

「光」(12/144) まさか、帰るとは…… いや、ビックリ ネタバレになるのでこれ以上は書けませんが 誰もが期待する展開を 小説ならば、こうなるだろうな〜と想像する流れを あっさりと裏切る いや、気持ち良かった 小さな島が 津波で壊滅した 残された子供は3人…

恋は死、愛は生

「天国旅行」(153/144) 心中小説です 心中です 一緒に死んじゃうんです その行為を どう捉えるのか 究極の幸せ? MAX馬鹿野郎? その境界線を感じることが出来る一冊です お気に入りは「遺言」かな ここまで悲観的になれるってことは もうこれ以上の悲しみは…

美しく走りたい

「風が強く吹いている」(16/144) 泣けた。 なぜ、涙が? それは美しいからなのかもしれない、 彼らの走る姿が。 無名大学の素人陸上部が、 あの、箱根駅伝に出場する物語。 青春、陸上、ファンタジーです。 それにしても美しい。 走る姿。 走る気持。 走る感…

最後の恋

「きみはポラリス」(102/144) 初・三浦しをんです。 恋愛小説、あまり読みませんが、 読まず嫌いはイケマセン。 で、読んでみて、 改めて、恋愛という物語の強さ、実感。 好きとか、嫌いとかだけなのに、 それだけなのに、 やっぱり、それが一番盛り上がるん…