趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

今野敏

本当に偉い人の仕事

「宰領」(76/144) やっぱ、このシリーズは好きだ キャリアが上司の仕事をして 下っ端が部下としての仕事をする 指揮系統の上での上流から下流という流れは必須だが 仕事、業務では上下関係はいらない 職業に貴賎なしとは良く言ったものだ まさにそれ 自分の…

カッコ良すぎるぞっ!

「転迷 隠蔽操作4」(97/144) 3.5 3 2 そして始まり 主人公の警察キャリア、竜崎 もうカッコ良すぎ いや、まさかここまでカッコ良くなるなんて 6年前に想像できただろうか!? 懲罰人事から抜け出せず まだ大森署の署長(といっても署長かよ!)に座に在る竜…

来世は警察官になる!

「初陣:隠蔽捜査3.5」(60/144) もちろん、一種の!!!(笑) 今回はなぜ「.5」なのか それはスーパー警察官僚・竜崎が主人公ではなく その小学校時代の同級生の警察官僚・伊丹が主役だから ピリっと効いた短編8つ 伊丹が福島県警から警視庁に異動してきての 警…

同期って、全てを越えるんですよね。知ってますか?

「同期」(147/144) 同期ってね 一生に一回しかないんですよね オンリーワン もちろん、広義では、もっとあるけど やっぱ、同期は 一回です これが「同級生」との最大の違い この一回の意味が 本作品には描かれています そこに理由はいらないんです 同期は、…

ハムのプライド

「凍土の密約」(104/144) だいたいの警察小説では 公安は「悪者」として描かれる 情報を共有しない 捜査に協力しない 勝手に動く でも、それには、彼らなりのルールがあり そして美学があるのだ 今野の作品、久しぶりに読みました たくさんありすぎて どれ読…

生まれ変わったら、次の人生は、警察官僚になる

「疑心 隠蔽捜査3」(60/144) 警察キャリア、 竜崎伸也シリーズ第三弾。 まさか、 この展開とは…「恋愛」とは読めなかった。 今野敏、やるねっ!! 「隠蔽捜査」では息子の不祥事に向き合い、 「果断 隠蔽捜査2」では現場に直面し、 そして、本作ではアメリカ…

目標とすべき男、竜崎。

「果断・隠蔽捜査2」(87/122) 今、尊敬する人は?と問われれば、 隠蔽捜査シリーズの竜崎と答えるだろう。 痺れる奴だ。 このセリフ、ヤバい。 俺は、いつも揺れ動いてるよ。 ただ、迷ったときに、 原則を大切にしようと努力しているだけだ そうなんだよな…

夢とは叶うものなのか

「武打星」(43/122) 今野敏って、空手、やってるんだ、、、 今さら知りました。 驚愕。 で、作品中の空手、カンフーアクションの描写が最高。 音が鳴る文章とでも言うのでしょうか。 別に擬音語、擬態語が多用されているわけではありません。 体を動かす時…

人の脆さ

「ビート 警視庁強行犯係・樋口顕」(29/122) 今野敏の警察小説に出てくる警察官の人達は、 実に脆い。 人間としての弱さと、 秩序を維持する警察官としての強さの間で、 揺れている。 その脆さを補強するのが、 国家を守るというプライドであったり、 守る…

ストレートな刑事小説

「残照」(10/122) 今野敏の刑事もの。 実にオーソドックス。 まあ、意外な展開はない。 大技も繰り出されない。 が、それが、登場人物を活かしている。 登場する警察の人達、そんなに特出した人達はいない。 追われる側の人間たちも非常に地味である。 そん…

まだまだイケるだろ

「触発」(105/122) 物凄く好きなジャンルの作品だから、 もっともっと、長編にしてもらって、 深く、重く読みたかった〜 ・元傭兵 ・テロ ・爆発物 ・地下鉄 ・刑事警察 ・公安警察 ・自衛隊 ・憂国 ・社会学 ・内調 ・国政 ・日米安保 これ、大好きなテー…

半蔵門線で涙する、朝

「隠蔽捜査」(58/122) 不覚にも目頭が熱く。。。 素晴らしい。 久しぶりに、完全無欠なる、この読後感。 読書の幸せって、 こういう瞬間に味わえるんだと、再確認。 この物語り、 警察という舞台じゃなきゃ、この気持ちは伝わらない、きっと。 そしてキャリ…

自分を制御すること

「朱夏-警視庁強行犯係・樋口顕 」(1/122) 3年目突入の一冊目。今年度も多読乱読、喜んで!! さて、この、素敵な警察小説シリーズ、第二弾。 樋口という、今までの警察小説には珍しい、 型破りなまでに「職業」として、警察という組織に馴染んでいる人。…

弱い自分

「リオ 警視庁強行犯係・樋口顕」(113/122) なんて素敵な主人公でしょうか。 樋口。 いやー、久しぶりに出会えたって感じ。 人の目を気にする。 周りの雰囲気を読む、というか深読みしすぎる。 家族を大切にする。 相手に対して(必要以上に)気を使う。 ま…