趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

吉田修一

空気を殴る感じ

「怒り・上」(80/144) 「怒り・下」(81/144) 奇しくも本日 映画に関する情報が解禁されたというニュースを見た で 妻夫木、綾辻のキャスティングは非常に良いと思ったけど この作品を このまま映像化した場合は 映画というパッケージにおいては疑問が残るし …

台湾、行くしかない

「路」(107/144) 実に「小説」してます いや骨太の物語 台湾における高速鉄道、所謂「新幹線」建設を軸に それに関わる商社勤務の女性、春香を中心に それに直接係る人たち それを見守る人たち それで人生の岐路を迎えた人たち 様々な人たちの人生、つまり生…

知って、売って

「太陽は動かない」(156/144) 産業スパイもの らしい カッコよく言えば「情報商社」 下世話に言えば「やくざ」?? 情報で生死が分かれる 先に知る 先に行く、先に動く、先に処理する テーマは「電力」です 石油から太陽光、そして宇宙発電へ 技術と共に動く…

痛み無きコミュニケーションは虚無であり

「さよなら渓谷」(116/144) 切ないね 一瞬、読まなきゃ良かったと思ったけど そんなことはないよ 人と人が会うと何かが起こる それは得てしてネガティブな事が多かったりする じゃ、それを避けて孤独になれるのか? それは生きている限り不可能だろう 主人公…

駆け抜けない青春

「横道世之介」(33/144) 18歳で長崎から 大学(多分、法政?)に入学するために 上京してきた横道世之介 時はバブル後期、80年代後半あたりかな ここは完全に自分とシンクロ 新居は東久留米市 西武新宿線沿線というナイスなチョイス バイトはホテル(多分、…

え?お!あ、、、

「パレード」(77/122) 映画化されるんですよね。 読みました。 ルームシェア? 男二人、女二人、+男一人。 いや、これ、どういう作品なんでしょうか。 それぞれ、五人の登場人物の独白が、 全く統一されていない方向に放出されているのですが、 読者の中で…

久しぶりに、読みながら震えてしまいました。

「悪人・上」(33/122) 「悪人・下」(34/122) 悪い人とは、 どういう人のことを指すのでしょうか? 殺人事件が起こります。 犯人は、法治国家の日本では、間違いなく「悪人」です。 殺された人に罪はありません。 当然のことです。 殺人犯と逃げる人がいま…