趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

堂場瞬一

6年間の深み

「潜る女 アナザーフェイス8」(73/144) いまや このシリーズが 唯一読んでいる堂場作品となってしまいました アナザーフェイスもついに8です 妻を亡くし、子育てに奮闘する イケメン中年警察官という ベタな設定が なぜか好きでして 主人公・大友は 誰と再…

ルックス、大事

「愚者の連鎖 アナザーフェイス7」(91/144) 今や唯一読んでいる堂場モノ なぜか、このシリーズだけは気にかかるのです ついに第7弾ですよ でも、また忘れてしまいました、5を… 今度こそ買います で、今回は 実はとても悲しい物語です 愚者、というよりは 読…

所詮、ダメおやじさ

「高速の罠 アナザーフェイス6」(103/144) ああ、情けない シリーズ前作を飛ばしてしまった… 1→2→3→4→0→本作6… それも前作では かなりショッキングなラストだったようで… ああ、ネタバレだ 最初からネタバレだ 5、とりあえず読まなくちゃね 前作のショッキン…

死んじゃった……

「親子の肖像 アナザーフェイス0」(15/144) 最近、堂場はこのシリーズしか読んでいないかも 1、2、3、4ときて なぜか「凍る炎」を忘れていましたが 今作は0だから大丈夫 シングルファザーになる前の大友と なって部署を移ったばかりの大友の物語です 奥…

遂に、子供に、見捨てられ?そして、次の、フェイズに……?

「消失者〜アナザーフェイス4」(77/144) 早いもので四作目ですね 多作な堂場ですが このシリーズはつい読んでしまいます 妻に先立たれた元刑事、大友 男手ひとつ(というわけにいかず、義母の手も借りて……)で 育ててきた息子も小学五年生 しっかり成長して…

役者がJustクレイジーなのか

「第四の壁〜アナザーフェイス3」(69/144) 公演中の舞台上での殺人。 登場人物が死ぬ場面で、 本当に死ぬという非常にステレオタイプな設定。 そう、まさに絵に描いた(文字で書いた?)殺人事件。 アナザーフェイスシリーズ。 子持ち超イケメン独身(=妻…

後味、悪いぜよ

「敗者の嘘」(139/144) 堂場、やるな。 この幕切れ、さすが。 ここまで引っ張っての、、、 元素人役者で子持ちの超イケメン臨時刑事・大友シリーズ第二弾。 今回の「敵」は若手弁護士・篠崎優。 容疑者自殺、 そして真犯人を名乗り出頭してきた女性弁護士。 …

素敵な警察官たちが登場する挨拶代わりの一冊

「アナザーフェイス」(110/144) 堂場の警察モノ、 久しぶりかも。 どうしても「鳴沢了」シリーズの印象が強くて。 鳴沢好きとしては、 なかなか他の作品に手が出なかったのですが、 敢えて、本作、選択しました。 主人公、大友鉄は、鳴沢とは大きく違ってま…

コドモな大人

「久遠 刑事・鳴沢了 上」(22/122) 「久遠 刑事・鳴沢了 下」(23/122) 鳴沢シリーズも遂に十作目。 王道に戻った、 渾身の一作になってます。 鳴沢に殺人容疑? な、展開から始まる本作。 ただ、この容疑が非常にいい加減。 付け焼刃的な対処。 がしかし、…

壊す男、鳴沢了

「疑装 刑事・鳴沢了」(139/122) 鳴沢サーガ、第九弾。 そしてラス前。 否が応でも盛り上がります。 が、しかし、舞台は北関東の小さな寂れた町。 西八王子からの移動も地味に「八高線」です。 が、しかし、 心の闇、社会の悪気無き「罪」、子供が陥る地獄…

心を、気持ちを、何が守る

「被匿」(91/122) 刑事・鳴沢了シリーズ第八弾。 これ、 今までの熱く、行き場を失った鳴沢の思いが、一番悲しく叫んでる。 もう、堪らない。 この乾いた涙の意味をどこに求めれば良いのだろうか。 「雪虫」、「破弾」、「熱欲」、「孤狼」、「帰郷」、「讐…

ニューヨーク、アトランタ、フロリダ

「血烙 刑事・鳴沢了」(84/122) 鳴沢のサプライズ(って単語、嫌いですが、、、)は、 ニューヨーク市警への研修ですか。 この展開にはマヂで驚きました。 シリーズ7作目にして、 この「とんでもない」舞台を惜しげもなく繰り出す堂場瞬一の、 破壊力満載の…

刑事・鳴沢了という人物

「讐雨」(81/122) 堂場瞬一の、 大河刑事小説、第六弾。 主人公、鳴沢は、実在しているに違いないと、 読者に心地よく錯覚させてくれる域に達してます。 こんな男の存在は奇跡だけど、 読者は、きっと信じてます。 猟奇連続児童殺人と、 無差別爆破テロリズ…

故郷の存在

「帰郷-刑事・鳴沢了」(9/122) 鳴沢は新潟に戻った。 父が死んだので。 それが5作目、本作品。 ナイスなデカ鳴沢が父の未解決の事件に挑む警察警察小説。 でも、今回は、 今や管轄外の故郷での事件なので、 あまり警察色が濃くないです。 どちらかというと…

孤独なコドモが・・・?

「孤狼」(28/122) 地味と派手のバランスが絶妙です。 刑事・鳴沢了シリーズ第四弾。警視庁内部のドロドロ、グダグダに巻き込まれる。 どこを向いて、何を解決すればよいのか? 暗闇の中で葛藤する鳴沢。 安定感ある警察小説です。 堂場瞬一の筆力は確かです…

ハードボルドなピュア恋愛小説

「熱欲」(119/108) 堂場瞬一の「雪虫」、「破弾」、そして本作。 日本の刑事ものとしては、本当に完成度高いですよね。 普通の犯罪刑事小説に、 ここまでしっくりと、そしてさりげなく恋愛模様を入れ込むテクニック。 完敗です。。。 毎回、素敵で癖のある…

これは純愛なのか!?破滅系主人公に乾杯

「破弾」(113/108) 刑事・鳴沢了シリーズ第二弾。 前作「雪虫」に増して、さらにさらにストイック。 だからこそ純情、純愛、、、 超トラウマを負って上京してきた鳴沢。 そのダメな感じがハードボイルド。 で、相棒の「美女」刑事もハードボイルド。 その男…

新潟、ハードボイルド、真っ直ぐ過ぎる

「雪虫」(62/108) 新潟県警モノですか。 地味ぃな殺人事件が、 人の暗部を、ちょっとづつ、ちょっとづつえぐり出す。 主人公、刑事・鳴沢了の不器用さが、 ジャパニーズポリスストーリーの王道であり、 ヒロイン、喜美恵の強くはかない美しさが、 日本のミス…