趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

山田詠美

五十近いオジサンが幼女・少女の繊細且つ残酷な内面を覗く

「蝶々の纏足・風葬の教室」(50/144) 覗きました いや、女性に生まれなくて良かった…のかな? 蝶々の纏足は「親友」(という設定の女友だち)からの逃亡 風葬の教室は「いじめ」からの脱却 と 簡単にまとめてしまえば、こんな感じですが もちろん、中身は、…

雷で命を落とすという発想

「明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち」(5/144) 雷で死んじゃうんです もう、それだけで、やられた すげえ 彼の死は 雷だったから この物語は素敵なんだと思う 交通事故でもダメ 白血病もダメ 自殺もダメ 通り魔殺人的な他殺もダメ 同じ天災でも、…

最低な男にのみ許される純愛

「ジェントルマン」(142/144) エロいんだけど あまりにも悪すぎて そのエロも罪と交じってピュアに見えてくる 悪人のジェントルマン・漱太郎に恋い焦がれ続ける ゲイのユメ 悪の部分が強くなれば ジェントルマンの部分が光り輝く 一人で正負を受けとめる「器…

僕は「勉強」は出来た……

「ぼくは勉強が出来ない」(39/144) 友人から薦められて読んだ 感動、そして感謝 あの日、吉祥寺で舞台を見ていなかったら その時、八重洲口で飲んでいなかったら この作品との出会いは無かったのかと思うと 不思議な縁 そもそも、山田詠美、もしかしたら初読…