柳広司
「ラスト・ワルツ」(122/144) D機関、4作目 より静かに、地味になって ますますクールな楽しみを読者に届けてくれます 今から5年前、衝撃を受けたジョーカー・ゲーム 海外で大活躍のダブル・ジョーカー スパイの美学満載のパラダイス・ロスト そして、そし…
「ナイト&シャドウ」(124/144) 今度はシークレット・サービス(SP)か 柳ならば信頼できると思って読んでみた その信頼に十分に応えてくれた 時代設定が20世紀末期というのが良い 所謂ハイテク機器がそれほど発達していない時代背景が 生々しいドラマを作り出…
「怪談」(130/144) 夏ですから やっぱ「怪談」です でも、柳の怪談は恐くないです そこに恐怖はありません 雪おんな ろくろ首 むじな 食人鬼 鏡と鐘 耳なし芳一 おなじみの怪談をモチーフにして ミステリというよりは 現代の寓話って感じの小気味良い六つの…
「虎と月」(74/144) 阪神と関係ないですから 酔っ払いでもないですから 作者の「山月記」に対する思いが昇華したミステリ・ロマン てか、恥ずかしながら「山月記」、記憶なし…… ああ、虎穴があったら入りたい(笑 舞台は中国、唐の時代 父親が「虎」になった…
「ロマンス」(50/144) まさか ロマンスの話だったとは…… タイトルに、そして柳に まんまと騙された ま、気持ちよく騙されてこその読書なんで 全く恨みはございませんが 以下、ネタばれ 柳が昭和前期の話を書くとなれば ど〜しても「中野」の存在が 目の前を…
「パラダイス・ロスト」(119/144) 美学です 美です スパイと言う 美しき世界を これ程までに 描き出す柳に 感動するしか ないでしょ! いや、もう、 これで、良し 書く事、無し 本当に有難う 夢を見る贅沢 ここに極まり ※「もう一つの趣味は「ランニング」で…
「ダブル・ジョーカー」(127/144) クールなD機関シリーズ 前作に増して クールです 表題作「ダブル・ジョーカー」は D機関を率いるスパイマスター結城の存在を疎ましく思う 対抗勢力との暗闘が描かれてます 帝国陸軍の忠実なる僕、風戸 彼も彼なりに努力しま…
「キング&クイーン」(72/144) 帯に書かれた太い文字、 それは「二度読み必至!!」。 その通りでした。 もう罠だらけ。 主人公、元SPの安奈の存在ですら、罠。 大きな陰謀の余韻する、罠。 SPに関する記述は緊張感あふれてワクワクします。 ソリッドな任務、い…
「ジョーカー・ゲーム」(131/144) そもそも、 僕が小説にハマった契機の一つは、 スパイ小説でした。いわゆる「エスピオナージ」モノ。 今でもCIAに憧れていますし、 内調とか中途採用があるものならば。。。 妄想はさておき、 キターーー! スパイど真ん中…