歌野晶午
「密室殺人ゲーム・マニアックス」(59/144) これは、前から読まないと 絶対ダメですね とか言いつつ「密室殺人ゲーム王手飛車取り」は未読ですが…… ゲームとしての人殺し 簡単にこのゲームのルールを説明すると 出題者は、密室殺人を実行する 回答者は、その…
「ブードゥー・チャイルド」(146/144) いかがわしい黒魔術からスタート 呪いのサイン 前世の記憶に囚われる少年 物語は急に現実世界にジャンプ そのまま急展開 父の不倫疑惑? 母が殺された? 自分に容疑が? 一気にミステリモードに これを、どうやって収め…
「春から夏、やがて冬」(114/144) 葉桜を読んでから もう7年も経つのか あの衝撃とは 全く違った 静かで 重い結末に …… この心の揺れこそが読書の醍醐味かと 悪いけど、泣けないよ そんな単純な物語ではないと思うし 以下、ネタばれ その前に、30万PV突破で…
「そして名探偵は生まれた」(124/144) 中編4つ 全てシリアスな密室雪の山荘 無人島 館 雪の集合住宅 あえてのベタな設定から繰り出される プラスαのミステリ どれも大満足 一番トリッキーでアクロバティックなのは 表題作「そして名探偵は生まれた」かな こ…
「絶望ノート」(43/144) 面白すぎる この「叙述トリック」は…… 文庫637頁 後半120ページの種明かし 真実に辿り着くまでの急展開の連続、連続、連続、連続 そしてラストに流れる「血」 中学校の「いじめ」の物語 主人公・太刀川照音は被害者 日々のいじめの実…
「密室殺人ゲーム 2.0」(143/144) いや〜、ひどい内容だね〜ww ゲームで殺人 いや、ちょっと違う 殺人という行為にゲーム性は無い ゲームのメインは謎解き テーマは密室殺人 ゲームサークルの中の一人が問題を出す そう、 問題を出すために人を殺す 他のサー…
「ハッピーエンドにさよならを」(22/144) もう、不幸、オンパレード。 幸せに傾きそうになると、 しっかりと、ググっと、不幸に誘導する力技。 さすが、 さすがの、歌野晶午。 人は、幸せから不幸に「落ちる」のか。 それとも、不幸から幸せに「這いあがる」…
「女王様と私」(63/122) こんなにリアル(で笑える≠嘲笑)なロリコン描写、 初めてです。 で、狂いっぷりも、最高です。 それに歌野晶午マジックが融合してるんだから、 面白くないはずが無い! 歌野モノなんで、何を書いてもネタバレになりそうなんで、 や…
「動く家の殺人」(137/122) 事件と事件が こういう絡み方をしているなんて いや〜思いもつかなかった 歌野クオリティを なめてかかってました 反省 そして、この結末 本当に本格ですね トリックを引っくり返す様も美しいと思いました 素晴らしい ネタバレに…
「長い家の殺人」(88/122) 歌野晶午のデビュー作か、、、 この純粋なミステリー、 というよりも推理小説って呼んだ方がしっくりするかもしれませんが、 とにかく、 これほど鮮やかなトリックとトリック解明、 久しぶりに読んだ気がします。 1988年作品です…
「ガラス張りの誘拐」(60/122) 歌野晶午の初期の作品。 オーソドックな事件物ミステリー。 真実が晒されると、 その裏にある嘘の存在も明らかになる。 誰が嘘を? それは賢明な読者ならば、 多分、すぐに、分かってしまうでしょう。 誰の為に嘘を? この作…
「葉桜の季節に君を想うということ」(80/122) 文庫の帯にも書いてありました。 これが現代ミステリーのベスト1です。 だから、読みましょう。 ※はてな年間100冊読書クラブ(2005-2006.128/108) ※妄想キャスティング http://mixi.jp/view_community.pl?id=4…
「世界の終わり、あるいは始まり」(35/122) 久しぶりに衝撃を受けました。 読後の、この充足感と共に押し寄せてくる虚無感。 眠気が、徐々に覚めていきます。 でも希望も、僅かながらに見えてくるのです。 帯のコピーの通り。 「既存のミステリを超越した、…