沼田まほかる
「ユリゴコロ」(69/144) 読み始めと 半ばと 読後の 読み手の気持ちが 文字の背後に浮かぶ風景が これほどまでに異なる作品は初めてかもしれません 本作品の骨子は 連続殺人犯の手記を見つけてしまった主人公 その書き手は「母」なのだろうか? 更に、自分の…
「九月が永遠に続けば」(31/144) さて、まほかるの一番の話題作です。 デビュー作なんですね。 僕の2011年最後の読書作品となりました。 で、何? 癒しでもなく、社会性でもなく、エログロでもなく。 確かにミステリの様式ではあるものの、 最後に在る姿にた…
「猫鳴り」(8/144) 自分は、 死に対する責任を追いたくないので、 動物を飼いません。 というか、飼いたくありません。 犬も、猫も、金魚も、鈴虫も。 あくまでも確率的にですが、 自分より先に死を迎える仲間を自ら受け入れるのは、 正直、気が重いです。 …