趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

皆川博子

こういう作品を書ける人が日本にいることを忘れないでください

「アルモニカ・ディアボリカ」(102/144) あの傑作、「開かせていただき光栄です」から5年 また不可解な死体が発見された 18世紀のロンドン 相変わらず汚いこの町で 死体の謎を追ううちに あの事件後、失踪していた仲間との衝撃の出会いがやってくる なぜ!?…

16世紀後半ってエキサイティング

「海賊女王・上」(74/144) 「海賊女王・下」(75/144) ま、何がエキサイティングかって 皆川博子の筆力が 圧倒的にエキサイティングなことに間違いはないでしょうが… 文庫1,200頁の重み そこに在る16世紀のイングランドとアイルランドの歴史 そして、凄い女、…

読み応え十分の「大作」

「双頭のバビロン・上」(125/144) 「双頭のバビロン・下」(126/144) 世界観、登場人物、設定、そして分量 全てにおいて 一般生活を越えた壮大なスケールで描かれる まさに大作 もちろん、日常の機微や耐え難い現実を表現する作品も面白いです 何気ない自然な…

板の上にのみ在る物語

「薔薇忌」(128/144) 舞台にまつわる短編集 年間50本近くの舞台を観る僕としては 嬉しい限りです 地べたに座っている小演劇から メガ・ミュージカルまで 何でも見ます 先日はこんな事も体験しました 生の人間がその場で動いている それをたくさんの人間が見…

超絶技巧

「開かせていただいて光栄です」(11/144) 調べてみたら 皆川作品は「死の泉」だけ読んでました 2005年1月1日読了でした きっと2005年は素晴らしい1年になったことでしょう で、本作、 18世紀ロンドンが舞台です で 18世紀ロンドンが舞台でなければ成立しない…