趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

誉田哲也

乃南化!?

「ドルチェ」(115/144) 久しぶりに誉田 一年以上経ってる 最近、正直、多作すぎて 逆になかなか手が出なかった 帯みたり書店の「オシ文句」見たりしながら これならば、久しぶりに…… と思って読んでみた あら、乃南アサっぽい これがリアルな感想 今まで僕が…

永遠の休息、とは

「主よ、永遠の休息を」(58/144) 重い 読み応え、十分 色々と考えさせられる結末、堪能 読んで、損はありません! で、以下、ネタバレ その前に一言 前半、物語を支配する「軽さ」が、ラスト、効きます 永遠の休息とは 当たり前だけど「死」のことだったんで…

久しぶりに、キターーーーーーーーーっ

「ヒトリシズカ」(137/144) この手法、初めてです こういう警察小説、なんですね まだまだ面白い小説は無限に生み出されるってことですね で、出来れば、前知識ゼロで読んで欲しいです 文庫の帯とか、裏とか、当然解説も読まないでください 騙されたと思って…

道は続かないとね

「武士道エイティーン」(57/144) 16、17、 そしてエイティーン。 香織と早苗の18歳の物語。 剣道を軸にした青春の物語です。 最後のインターハイに向けて、 物語は動いていきます。 がしかし、 このインターハイ、 二人の青春のクライマックスではありません…

「青春」という名の覚醒剤

「武士道セブンティーン」(106/144) ただ、 高校生の女の子が、 剣道をしているだけの物語です。 人もも死にません。 悪い人もいません。 未解決な事件もありません。 更に言えば、 色恋沙汰すらありません。 前作からの早苗と香織が登場しつつ、 新キャラ、…

次の人生では、刑事という職業を選択したい、と思う。

「シンメトリー」(88/144) 姫川玲子シリーズ。 7つの短編。 警察小説としての完成度、高し。 初出、「ストロベリーナイト」。 第二弾、「ソウルケイジ」。 と比較すると、かなり地味な展開。 でも、個人的な意見ではありますが、 地味な中でこそ、姫川の輝…

巧い。こんなにベタなのに、巧い!!

「武士道シックスティーン」(75/122) 本当に巧い。 解説の金原瑞人も書いているが巧い。 巧すぎる。 内容はいたってシンプル。 ベタに書ける。 剣道に青春をかけた女子高校生二人の物語。 もちろん、その二人の性格は正反対というベタな設定。 青春には夢も…

犯人は、すぐに分かるのだが。。。

「ソウルケイジ」(44/122) 別に犯人が誰であるということは、 そんなに大切なことじゃない。 犯人である人は、 好きで人を殺したわけではなく、 自分ために人を殺したわけじゃなく、 間違って人を殺してしまったわけでもない。 ただ、単に、 生きてい流れの…

そもそも、新しい事なんか存在するのか?

「ジウ3 新世界秩序」(100/122) ジウシリーズ最終章。 美咲と基子、二人の女性の歩む道が、 また重なる。 その時、何が起こったのか? 二人の「恋」が、日本を滅ぼすのか?救うのか? 正直、結末だけに執着してしまえば、 非常に予定調和的なものです。 だ…

ネタバレは回避してます

「ジウ(2)」(83/122) ネタバレしないで、 何にも書けなくなるほど、 スリリングな展開、ありえない軌道修正が、 この「ジウ」三部作の真ん中に詰み込まれてます。 一作目では、 過激でクールなクライムノベルって認識だったのが、 本作で、あれ、、、って…

二人の女性の間で揺れ動く

「ジウ」(75/122) 二人のヒロイン、って立て付けが上手い! 三部作の導入作品。 二人の行動様式を巧みプレゼンしてます。 読者は、 果たして、美咲と基子、どちらの味方につくべきか? という楽しみを、 誘拐、そして現場突入事件という緊迫した状況が、 と…

女警察官のあるべき姿

「ストロベリーナイト」(50/122) この主人公=女警察官、 一見したところ良さげだけど、 なんか、地味にイヤな奴、、、とか思ってたら、 普通に素敵な人間だった。 この物語の展開が、 激しいストーリー展開や、 残虐な殺戮シーンや、 心凍る家族の描写と溶…

ケータイよ、この世から消えてしまえ!

「アクセス」(60/122) ホラーサスペンス大賞受賞作ということだったので、 ちょっとエグい内容かと構えていましたが、 実にスマートで、ほどよいホラー感が秀逸。 やっぱ新潮文庫って感じ(笑)。 妖しきインターネットサイトに入会して、 他人に紹介した時…