高嶋哲夫
「風をつかまえて」(133/144) 風車の物語。 町工場の物語。 財政破綻間近の地方の町の物語。 友情の物語。 恋の物語。 父と息子の物語。 家族の物語。 教師と生徒の物語。 学びの物語。 そして、 階級対立の物語。 文庫300頁にこれだけの物語が詰め込まれて…
「虚構金融」(89/122) 金融スキャンダル。 政界、財界、そして官僚がそこには絡む。 自殺? 否、他殺? 動機は?理由は? そして、話は日米間の外交問題まで一気に拡大。 その先に見えてきた真実は。。。 バブルの責任は? 日本経済の舵を取るのは誰なのか…
「イントゥルーダー」(74/122) な、なんだ、 このクールな結末は。 高嶋哲夫って、力あるな、やっぱり。 企業スパイもの?とか思わせつつ、 国策がらみ、原発をテーマにしたスケールの大きな展開。 その大きな枠組みの中で動く人物たちの、 描写は冷静、且…
「M8」(10/122) 凄い面白いです。 こんな「地震」小説、はじめて! 非常にリアルであるが、 ちゃんとしたフィクションとして成立している。 マイクル・クライトン風、って感じ? ある時は冷静な描写。 その中に、感情移入できるシーンが、 適度に織り込ま…
「命の遺伝子」(114/122) 不死の遺伝子? そんなの嘘に決まってんじゃーん。 と言い切れないかも… それは怖いことですか? それは夢のある話なの? 命の価値は、一人一回、誰でも平等であるからこそ。 それが、崩れる時。 何が起きるのだろうか? ドイツ、…
「ミッドナイトイーグル」(5/122) 不覚にも、涙。 国内軍事謀略もの。 横田基地。自衛隊。北。ペンタゴン。核。 フォトジャーナリスト、ジャーナリスト、内閣総理大臣。 ステルス。AK。手榴弾。 もう、満載。でも、決して詰め込み過ぎではない。 絶妙なり。…