趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

高野和明

タイトル、秀逸。

「ジェノサイド・上」(33/144) 「ジェノサイド・下」(34/144) 上巻を読んでいる時点では 物語の「本筋」が 見えそうで見えないまま ノンストップのジェットコースターのように 文字が駆け抜けていく 日本の大学院生 アフリカの傭兵 北米のホワイトハウス周辺…

先を読む、という能力

「6時間後に君は死ぬ」(16/144) あの「グレイヴディッガー」の、 高野和明の、 予知能力モノ。 連作ミステリです。最初の作品。 とある女性が6時間後に死ぬことが見えた。 予知能力者は、 その女性の運命を変えようと奔走する。 そして最後の作品。 予知能力…

重いことを軽くすること

「幽霊人命救助隊」(94/122) 自殺という重いテーマを、 良くぞ、ここまでライトに書き上げてくれました。 高野和明という人の人柄なんでしょうか。 天晴。 あ、ライトといっても軽薄とかいうネガティブな意味ではありません。 非常に真剣に、自殺とか鬱病と…

自分読書史上(?)で最も愛すべき主人公である

「グレイヴディッガー」(100/108) こんなに素敵な主人公に出会えるなんて! ちょっと、感動です。 八神俊彦。 愛すべき「小悪人」なり。 いちいちの行動がおかしいし、 発する言葉も小憎らしい。 逃げる逃げる逃げる。何のために逃げる? 自分のため、そし…