麻耶雄嵩
「貴族探偵対女探偵」(14/144) ふざけているのか 真面目なのか いや、やはりふざけているのか 惑わされながら 実にソリッドな王道の謎解きミステリを堪能する 短編が5つ ま、全ては最後の話のネタ振りなんですがね 基本的には 偶然、事件に遭遇する女探偵 …
「神様ゲーム」(141/144) ビックリしましたよ 神様っているんですね これはあくまでも作品内での少年の虚言なのか 虚言の場合の理屈はどこにあるのか それとも 神様を神様と信じて良いのか 設定として素直に受け入れるべきなのか 読者として どの立ち位置で…
「あいにくの雨で」(143/144) な〜んか、嫌な感じ 構造は完全にミステリで 密室連続殺人ものなんだけど なんか、納得いかない ミステリ部分に納得がいかないわけではない 間違いなく「本格」だ でも作品に流れる違和感とでもいうのだろうか 安定しない人間関…
「メルカトルかく語りき」(112/144) 個人的には メルカトル、二作品目です まあ、問題作ですよね この「問題」をどう解決?消化?納得していくのかは 読者次第 読者が試される読書 犯人がわからない事件とかあります それ、あり? 普通のミステリだと思って…
「貴族探偵」(42/144) ひどいね〜 この主人公の探偵、貴族 いいね〜 このゆるさ でも、超本格 こういう手の込んだ小説、好きです 5つの事件 たまたまそこにいた貴族探偵が 使用人を駆使して 犯人を暴いていきます 密室、バラバラ、アリバイ ミステリの王道に…
「翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件」(100/144) 今年100冊目は 今から約20年前の新本格ミステリでした つい最近読んだ麻耶作品に触発され 作家の原点であるデビュー作品を読みました いやー、詰め込んでる デビュー作ならではの詰め込みです この勢いはデビ…
「隻眼の少女」(88/144) おおおおおおおぉぉぉ このミステリ 本格派ですね、間違いなく 名探偵登場から始まる直球ミステリ 隻眼の探偵一族の少女 もちろん、ちょっと冴えない助手も登場します 彼の語りで物語は進行します ま、それ自体が「罠」なのですが…… …