やるね。
「ハードボイルド・エッグ」(39/122)
荻原浩、うまいね。
もう、うますぎる。脱帽。
ハードボイルドな探偵、って設定が既に卑怯。
マーロウかぶれの探偵なんて、ねえ。
普通、やらないよ。
そこにお婆ちゃん登場でしょ。
本当に酷い!
全ては設定の妙。
最初の1ページ目から、やるね。
普通の作家だったら「フザけるなっ!」でしょう。
でも、でも。
読んでいくと、それはもう、楽しい。
軽妙な会話のやり取りが、素晴らしい。
ちょっとフロイトシリーズとか、思い出しちゃいました。
軽く簡単に読めちゃうけど、
これ、時間をおいてもう一度読み直すと、
更に味わい深くなるかと。
で、文庫の裏表紙に書いてある通り。
・・・泣けるぜ。
※はてな年間100冊読書クラブ(2005-2006.128/108)
※妄想キャスティング
http://mixi.jp/view_community.pl?id=424676
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