ドラマチックな展開とは
「リンカーン弁護士・上」(85/122)
「リンカーン弁護士・下」(86/122)
本当のドラマは、
劇的な人物が突如現われるでもなく、
悲劇的な事件が突発するわけでもなく、
異母兄弟とか、
記憶喪失とか、
失明とか、
そういう事じゃなくって。
マイクル・コナリー、
初のリーガルサスペンス。
で、物凄い。
この推進力は、ヤバイって。
何が凄いって、
たった一つの事件に対する法廷闘争が舞台で、
登場人物も最初からほぼ同じ。
だけど、
ある事象を契機に、
この物語は、
全く違う側面を見せていく。
どんでん返しとは違って、
サッカーでいうサイドチェンジかも。
あれ!?
さっきまでの物語の骨組みが、
全く違うことに。
特に上巻終盤の展開は痺れます。
そして、ラスト。
いや、これ、楽しすぎ。
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: マイクル・コナリー,古沢嘉通
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(20081021-20091020.139/122)
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