もはや、謎も解かない
「ηなのに夢のよう」(144/122)
さあ、Gシリーズ、六つ目。
どうなる?
え、東京に、西之園!この展開、衝撃的。
もう事件があるだけ。
事件を一義的に解明することを放棄したミステリ。
これだけ読んでも、何のミステリにもなっていません。
事件、起こりっぱなし。
だからこそ、本作、大きな意味を占めることになるのでしょう。
四季の狙いが、よろとしていることが、
やっと我々凡庸な読者にも
ほんの僅かながらも分かるようになってきました。
本当にテロリズムは、
誰に対して、何に対して発動されるものなのか。
この2010年という時代においても、
この先の地球という場所においても、
確かめておく必要があるのでしょう。
それにしてもFから始まって、
この「超」大河小説は、果たして終わるのでしょうか。
※ここでいう「終わり」とは私のような愚鈍な読者でも納得できる結末という意味
ま、ここまできたら、終わらなくてもOK。
それでも良い。
森博嗣についていくと決めたから。
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
ηなのに夢のよう DREAMILY IN SPITE OF η (講談社文庫)
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/08/12
- メディア: 文庫
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