素敵な警察官たちが登場する挨拶代わりの一冊
「アナザーフェイス」(110/144)
堂場の警察モノ、
久しぶりかも。
どうしても「鳴沢了」シリーズの印象が強くて。
鳴沢好きとしては、
なかなか他の作品に手が出なかったのですが、
敢えて、本作、選択しました。
主人公、大友鉄は、鳴沢とは大きく違ってます。
妻に先立たれて、男手一人で息子を育てるために、
一線から退いて、17時確実退社出来るポジションにいる警視庁の警察官です。
ま、事実、一人じゃ無理なので、
義母の「聖子さん」のサポートを得てはいるのですが・・・
ま、この義母さん、今後のシリーズでの活躍に期待です!
そんな大友が、
とある誘拐事件の際に、元上司から呼び出されます。
この事件、限定だが、
捜査に出ろ。現場に戻れ。
つまり、子供を(ある程度)捨てろ、と・・・
大友には、特殊な技能があります。
それは誰とでも「仲よく」話すことが出来ること。
イケメンで、決して腕っ節は強くありませんが、
捜査上、非常に重要なポイントとなる彼の活躍にドキドキしながら、
捜査は進んでいくのです。
オーソドックスな展開の、
安定感たっぷりの警察系誘拐サスペンス小説です。
ま、登場人物のさりげない紹介がメインの一冊でしょう。
今後の展開、楽しみに待ってます。
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: 堂場瞬一
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2010/07/09
- メディア: 文庫
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