趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

愛という名の執念なのか。執念の根源が愛なのか。

「エージェント6・上」(156/144)  
「エージェント6・下」(157/144)  
 
 
モスクワ、
ニューヨーク、
カブール。
 
赤狩り
キューバ危機、
アフガニスタン侵攻。
 
ソビエト連邦
アメリカ合衆国
ムジャヒディン。
 
レオ・デミドフ三部作、完結。
最愛の妻ライーサが殺された。
ニューヨークで殺された。
誰が殺した。
どうして殺された。
 
前作「チャイルド44」「グラーグ57」の続きです。
あの姉妹、
養女としたゾーヤとエレナも成長し、
妻の死に絡んでくるあたり、超大河小説。
30年の時の流れを感じます。
レオの執念を支えるアフガニスタン女性・ナラも秀逸。
心と頭と体のかい離。
理念と情念のせめぎ合い。
読ませます。
歴史との関連性も圧倒的。
重厚なのに読みやすい。
それは翻訳の田口俊樹のおかげでもあるだろう。
それにしても、
面白い。
 
大きな愛が物語のベースです。
読んでいる途中は、
ハラハラドキドキの展開ですが。
読み終わって、 
一息、いれた時に湧いてくる、この大きな感情のうねり。
是非、感じてみてください。
 
 
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

エージェント6(シックス)〈上〉 (新潮文庫)

エージェント6(シックス)〈上〉 (新潮文庫)

エージェント6(シックス)〈下〉 (新潮文庫)

エージェント6(シックス)〈下〉 (新潮文庫)

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