鬼は、いる、ここに
「鬼の跫音」(52/144)
道尾、短編、6つ。
基本、人を殺してる話。
人を殺す理由とか、
人を殺す気持ちとか、
分かりそうで分からない。
理屈では分かるけど、
それを現実に移行させるところが理解できない。
でも、理解できるわけないのかもしれない。
それは、鬼の仕業だから。
鬼だ。
そう、鬼なんだ。
好きな人が犯した人殺し。
人を殺した後だからこそ気になる殺人犯。
過去の殺人。
人殺しの連鎖。
命を奪わずに人を殺してみる。
殺人を夢見る少年。
ホラーのようでホラーではない。
この道尾クオリティ。
毎回、読むたびに、不思議な気持ちになる。
解説の京極夏彦いわく
〜異形の短編集
この鬼という空想の世界の中で繰り出される
ソリッドなミステリ。
うん、凄いぜ。
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: 道尾秀介
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/11/25
- メディア: 文庫
- クリック: 1回
- この商品を含むブログを見る
(20101021-20111020.159/144)
(20091021-20101020.150/122)
(20081021-20091020.139/122)
(20071021-20081020.134/122)
(20061021-20071020.133/122)
(20051021-20061020.128/108)