趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

生まれ変わったら、次の人生は、警察官僚になる

「疑心 隠蔽捜査3」(60/144)  
 
 
警察キャリア、
竜崎伸也シリーズ第三弾。
まさか、
この展開とは…「恋愛」とは読めなかった。
今野敏、やるねっ!!
 
隠蔽捜査」では息子の不祥事に向き合い、
果断 隠蔽捜査2」では現場に直面し、
そして、本作ではアメリカ合衆国大統領来日の警備に巻き込まれての、
またシリアスな状況に陥るのかと思いきや、
問題はもっと深刻だったのだ、竜崎にとっては…
 
警察官僚だってイイ人はいる。
キャリア組だって頑張っているんだ。
そんなメッセージを感じる本シリーズ、好きです。
現場だけが偉いんだったら組織は成立しない。
会議室で、ジッとしている人も必要なんだ。
それは警察だけじゃなく、
どんな組織でも当てはまること。
そんな当たり前のことを思い出させてくれる。
正論、竜崎の信条のままに。
 
それにしても警察小説としての完成度高し。
警察という構造体が生き物のようにうごめくさまが見事に描かれている。
気持のよい作品だ。
 
それにしても、憧れだな、キャリア。
こんな仕事、してみたいものだ。
  
 
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

疑心―隠蔽捜査〈3〉 (新潮文庫)

疑心―隠蔽捜査〈3〉 (新潮文庫)

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