重苦しさの中の光
「アイアン・ハウス 上」(106/144)
「アイアン・ハウス 下」(107/144)
久しぶりに
一筋の光明を見ることのできる作品を読んだかも
どれだけ悲惨でも
救いはあるんだよというメッセージ
無限の暗闇の中で
物語は終結すると思いきや…
孤児の兄弟の物語
兄はとてつもなく優秀な殺し屋
弟は世界的な絵本作家
共に孤児院でイジメぬかれた経験を礎に生きてきた
孤児院時代に二人は別々の道を歩き始める
いじめた奴を殺した弟
その罪をかぶった兄
大富豪の養子となった弟
脱走して町の愚連隊からマフィアの懐刀となった兄
弟の新しい母は上院議員の妻
兄の新しい父はマフィアの大ボス
その大ボスの「死」が
兄弟の新しき出会いを導く
ひたすら積み重ねられる死の先に何があるのか?
読み応え、確か
さすが、ジョン・ハート
間違いなし
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
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