趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

そっか、そういうのもアリだよね、と納得

「カンナ 天草の神兵」(108/144)   
 
 
シリーズ第二弾
聖徳太子から天草四郎に時は駆け上がる
  
島原の乱
本当は何が起こっていたのか?
それが今回のテーマ
そこに死体が3つ・・・
それが事件
 
一作で失踪した男が島原にいる!?
そんな情報をもとに
忍者の末裔三人組+犬一匹が熊本へ飛ぶ
 
殺人事件に関する謎解き部分は
まあ、いいんですが
その裏で進行する17世紀の一大事件に関するミステリのところは
実に面白い
 
ちょっと下世話な感じがしつつも
それが本シリーズの隠れテーマである「敗者が見た歴史」と
しっかりリンクしているから
その下世話さが、一気にリアルになる
逆に、高尚に語られる、いわゆる「教科書の歴史」の方が、
作られた感でいっぱいいっぱいに
 
この、軽く、ちょっとドタバタの展開と
裏に描かれた歴史の重さが
このシリーズの真骨頂なのでしょう
ま、次も、文庫化になれば
読みますが
 
 
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

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