趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

きたっ、本格的社会派警察小説!だけど……

震える牛」(101/144)  
 
 
とある強盗殺人事件の
真相を探究するベテラン刑事
そこに様々な社会問題がクロスする
  
シャッター商店街
グローバル化
デフレ
食の安全
天下り
 
そう、資本主義だから
だって、民主主義だから
でも法治国家としての誇りは?
どのラインまで
我々愚民は行ってしまうのか
そもそも
誰がラインを引ける資格を持っているのだろうか?
 
警察小説として
本当に興奮できる内容です
一気読みです
地道な捜査が点と点をつなぎ
その先の面が見えてくるエクスタシー
たまりません!
これぞ、デカの仕事!!

がしかし、そこに絡んでくる「食物」の実態を知ると
その興奮は、冷たい絶望に代わっていくのです……
 
残念ながら、もう、戻れません
 
 
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

震える牛 (小学館文庫)

震える牛 (小学館文庫)

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