趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

衝撃衝撃衝撃衝撃衝撃衝撃……

「さらば雑司ヶ谷」(148/144)  
 
  
や……
な……
言葉が続きませんね……
この面白さ、何なんだ……
 
 
 
よくある犯罪ヴァイオレンス小説の流れ……
とか思って読んでいると
完全にブチのめされますよ
解説の町山智浩の言葉が的確
 
 どこまで本気なのか、
 シリアスか洒落なのか分からない
 ハチャメチャさなのだ。
 
ハチャメチャの中に
これでもか〜〜っ!とばかりに仕込まれた
ありとあらゆる引用・オマージュ・パスティーシュの圧倒的な波状攻撃
話しの本筋から揺さぶり落とされそうになりながら
エロと暴力が疾走する
嘘で構築された「雑司ヶ谷」というクリミナルワンダーランドが
思いがけない引用により
たまに急激に現実に引き戻される違和感
この快感
初体験
こういう手法の小説にファーストコンタクト
 
いや、面白い
この作風だから好き・嫌いはあるかと思うけど
タモリが好きな人ならば
きっと、この世界、分かってもらえるかと
超オススメ
 
ちなみに、個人的にはオザケンの件がツボでしたが
 
 
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

さらば雑司ヶ谷 (新潮文庫)

さらば雑司ヶ谷 (新潮文庫)

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