趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

文字のパワー

「機龍警察」(123/144)  
 
 
月村、初読です
この人、文字が好きなんだな〜と
惚れ惚れしてしまいました
 
ハードな警察ものです
実に質実剛健とした正統派です
しかし
そのソリッドな世界に
突如「ロボット」らしきものが乱入します
簡単に言えば三体の秘密兵器ロボットが登場
それも警察部外者が操縦者として採用
 
傭兵あがり
警官崩れ
テロリスト?
  
本作品、ここがポイントかと
もし、その秘密兵器ロボットを操るのが警察官だったら
ただの「ロボット」小説になってしまったのかもしれません
そこに訳のわからない面子をぶち込んだことで
虚構の世界でのリアルが
鮮やかに見えてきます
現実の延長にあるファンタジーを捨てたところが
本作品を「警察」小説たらしめているのではないでしょうか
 
特に「ロボット」の描写は美しく、逞しいです
惚れ惚れします
でも、本当に素敵なのは
ロボットを操縦する人たちであることを表現できるのは
文字の力だと思います
 
やっぱ、文字、サイコーだね
  
 
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

 
     
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