理解は出来るが、やっぱ、共感は出来ないです…
「アニバーサリー」(150/144)
生物として子供を産むことが出来ない男性であり
子供もいなくて
ましてや、結婚すらしていない僕にとって
本作品は
理解することで、精一杯でした
重いとか、意味不明とか
そういうことじゃないんです
もちろん、小説として、本当に「面白い」です
大戦を経て高度成長する昭和と
東日本大震災を食らった平成を生きる
二人の母親の物語は
ドラマチックで悩ましく
時には弱り、迷走し
でも、苦しみの中で、最終的には自分で道を切り開いていく
力強い人間を見せつけてくれます
さすが、窪です
ただ
これを読んで
安易に「感動した」というのは
この主人公二人、昌子と真菜に
そう、母親という存在そのものに対して
失礼なのかも…と思いました
なので
共感するのは無理なのです
男性も女性も
ちょっと覚悟して読んだ方が良いと思います
素敵な作品を
ありがとうございます
(20131021-20141020.164/144)
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