不安を楽しめ!
「月と太陽」(14/144)
瀬名、10年ぶりに読みました
短編5作品
SF?空想小説?なんですよね
あまりにも静かに始まるので
なかなか気が付きませんでした
この温度感
心地よいです
もの凄く大変なことを普通に語る感じ
貫禄です
飛行機乗りの話
人工衛星の話
タイムマシンの話
双子の天才の話
管理社会の話
どの作品にも3.11東日本大震災の影がよぎる
どちらかというと
切なく、儚い物語ですが
ちょっとだけ光があるかもしれない
明確な結末がないままに
時は流れていく
これらの物語も、宙に浮いて、どこにたどり着くのか…
読者は
不安な気持ちになるかもしれない
お気に入りは「真夜中の通過」
人工衛星の話
宇宙の仕事というと
何か特別なことに思えるけど
特に文系からすれば…
でも、別に、特別なことじゃないんだ
そんなことを考えながら
でも、この不安
決まりきったハッピーエンドよりも
楽しめますよ
読後に心が
ざわつく
まさに読書の醍醐味です
(20141021-20151020.165/144)
(20131021-20141020.164/144)
(20121021-20131020.161/144)
(20111021-20121020.166/144)
(20101021-20111020.159/144)
(20091021-20101020.150/122)
(20081021-20091020.139/122)
(20071021-20081020.134/122)
(20061021-20071020.133/122)
(20051021-20061020.128/108)