趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

桐生夏生、薄いけど、深いかも

「冒険の国」(9/108)


「BRAIN VALLEY」の感想を考える間も無く、一冊、読んでしまいました。


桐生夏生の処女作修正版なんですね。「OUT」を書いた人!!!って実感。
あー、「グロテスク」文庫化待てませんねえ。

で、本作。
時代はTDLが出来た頃。
あー、高校生、バブルかあ。

切ないお話。
男から見て、どーなの、この姉妹とか思うけど、
そこが切ない。
ふと、自分の兄弟にあてはめてみると、
性別は異なるけど、切なさは想像の範囲にある。

タイトルも意味深いです。
冒険って何でしょうか?
今まで冒険したことあるだろうか?自問自答。
これから冒険できるかな?自問自答。

本作の美浜にとっての冒険は?
僕の解釈は、実家に戻ったところ。

ここ、読む人によって、全く解釈異なるところでしょ。
だから読書は楽しいっす。


はてな年間100冊読書クラブ


あ、「BRAIN VALLEY」の感想、もう一晩眠って考えさせてください。

冒険の国 (新潮文庫)

冒険の国 (新潮文庫)