桐生夏生、薄いけど、深いかも
「冒険の国」(9/108)
「BRAIN VALLEY」の感想を考える間も無く、一冊、読んでしまいました。
桐生夏生の処女作修正版なんですね。「OUT」を書いた人!!!って実感。
あー、「グロテスク」文庫化待てませんねえ。
で、本作。
時代はTDLが出来た頃。
あー、高校生、バブルかあ。
切ないお話。
男から見て、どーなの、この姉妹とか思うけど、
そこが切ない。
ふと、自分の兄弟にあてはめてみると、
性別は異なるけど、切なさは想像の範囲にある。
タイトルも意味深いです。
冒険って何でしょうか?
今まで冒険したことあるだろうか?自問自答。
これから冒険できるかな?自問自答。
本作の美浜にとっての冒険は?
僕の解釈は、実家に戻ったところ。
ここ、読む人によって、全く解釈異なるところでしょ。
だから読書は楽しいっす。
あ、「BRAIN VALLEY」の感想、もう一晩眠って考えさせてください。
- 作者: 桐野夏生
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/09/28
- メディア: 文庫
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (45件) を見る