御手洗潔、変人の癖にスマートなんだから。
「セント・ニコラスの、ダイヤモンドの靴」(48/108)
文庫で250頁ほどなので、
軽く読んじゃいました。
内容も軽いんですが、
島田荘司ならではの軽さといった感じでしょうか。
軽薄ではありません。
スマートですね、スマート。
導入部分の軽妙かつ豊穣な会話から、
わけのわからないオバサンの一気呵成のトークに繋がり、
いつのまにやら事件にまきこまれる。
読者を「小馬鹿」にした、このスマートさ、心地よいですね。
やられた。
美紀という女の子の描写もかわいいし、
竹越の様も愉快だし、
休日の午後にはピッタリでした。
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- 作者: 島田荘司
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- 発売日: 2005/12
- メディア: 文庫
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