趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

ジェフリー・ディーヴァー、間違いない

「獣たちの庭園」(51/108)



歴史ものでも、スパイものでも、冒険ものでも、
ジェフリー・ディーヴァー、間違いないです。


時は第二次世界大戦突入前。
場所はドイツ。
今まさにオリンピックが始まろうとしている。
そこにアメリカ人の「殺し屋」が潜入。
怒濤の600頁越えです。



この殺し屋、シューマンがカッコいい。
で、結末も、更にカッコいい。
気障だね。でも憎めない。うーん、いい奴すぎかも。


もちろん、物語自体も、巧みなるドンデン返しが都合2回。
ただならぬディーヴァーの繰り出す二回転なんで、
裏切れた読者は、ただ沈黙するのみ。
3つの物語が3日の間に巧みな交錯する過程に気を奪われている読者を、
側面から殴りつける感じ。
特に「二回転目」は、、、やられました。


文字の「裏切り」に飢えている人、是非、読みましょう。










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獣たちの庭園 (文春文庫)

獣たちの庭園 (文春文庫)