ジェフリー・ディーヴァー、間違いない
「獣たちの庭園」(51/108)
歴史ものでも、スパイものでも、冒険ものでも、
ジェフリー・ディーヴァー、間違いないです。
時は第二次世界大戦突入前。
場所はドイツ。
今まさにオリンピックが始まろうとしている。
そこにアメリカ人の「殺し屋」が潜入。
怒濤の600頁越えです。
この殺し屋、シューマンがカッコいい。
で、結末も、更にカッコいい。
気障だね。でも憎めない。うーん、いい奴すぎかも。
もちろん、物語自体も、巧みなるドンデン返しが都合2回。
ただならぬディーヴァーの繰り出す二回転なんで、
裏切れた読者は、ただ沈黙するのみ。
3つの物語が3日の間に巧みな交錯する過程に気を奪われている読者を、
側面から殴りつける感じ。
特に「二回転目」は、、、やられました。
文字の「裏切り」に飢えている人、是非、読みましょう。
※はてな年間100冊読書クラブ
※妄想キャスティング
http://mixi.jp/view_community.pl?id=424676
- 作者: ジェフリー・ディーヴァー,土屋晃
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2005/09/02
- メディア: 文庫
- クリック: 5回
- この商品を含むブログ (40件) を見る