死生観、考えた事、ありますか?
「凍るタナトス」(58/108)
脳死、ってありますよね。
あれって、死んでるんですよね。
死後の世界って、ありますか?
天国と地獄は存在するんでしょうか。
幽霊、霊魂って存在するはずですよね。
それって、逆「脳死」的な発想かも。
うーむ、死ぬって、どういうことなんでしょうか?
本作品では、(一般的に)死んだら、すぐに体を冷凍しちゃって、
数十年後、数百年後、テクノロジーが恐ろしく進化したところで、
解凍して蘇る、なーんて事をしちゃってる設定があったりしつつ、
本格的なミステリーが進行していきます。
なかなか、良く出来てます。
密室トリックは、ははーーんでした。
柄刀一作品はこれで2冊目でしょうか。
「ifの迷宮」も科学モノでした。
僕は、この手の流れのミステリ、好きです。
1度読んで、2度味わえるから。
※はてな年間100冊読書クラブ
※妄想キャスティング
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凍るタナトス―The Cryonics (文春文庫 (つ13-1))
- 作者: 柄刀一
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2006/01
- メディア: 文庫
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