綾辻の挑戦、今回もGoodですねえ
「鳴風荘事件」(65/108)
本格的謎解きモノ。
綾辻行人の「本格」ミステリーです。
僕は、犯人探しをしながら読書する度合いが薄いので、
今回も、特に推理する事なく、
軽やかな文字の流れに翻弄されながら読んでました。
で、謎解きの結果は、そんなにドラマチックなわけではないけど、
さすが「本格」とうならせるわけです。
さりげない描写の数々が
あれよあれよという間にリンクしていく快感。
凄い事実が判明して、天気逆転してしまうほどの衝撃が無いのが良いんです。
うーむ、静かなる興奮、楽しみました。
さすが、綾辻!
※はてな年間100冊読書クラブ
※妄想キャスティング
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- 作者: 綾辻行人
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/03/15
- メディア: 文庫
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