軽妙さに隠された、人間性のどん底
「百番目の男」(74/108)
もの凄いサイコホラーなんですよ、これ。
でも、主人公が、異常なまでに軽妙なんです。
ところが、この軽妙な主人公にも
深い傷跡がありまして・・・
そのギャップが人間という生き物の不可解さを浮き彫りにする感じ。
正直、痛いですけど、感銘です。
もちろん、トリックというか謎解きというか、
このポイントも白眉!
ジャック・カーリイ、いけてます。
※はてな年間100冊読書クラブ
※妄想キャスティング
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- 作者: ジャックカーリイ,Jack Kerley,三角和代
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2005/04
- メディア: 文庫
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