勇気があれば何でも出来る。シンプルだ
「ブレイブ・ストーリー/下」(84/108)
少年は強くなるのです。
それが大事なのです。
強いのは、体ではありません。
筋肉や運動神経は二の次です。
心の強さ、そう勇気なんです。
そんなシンプルな話ってことは読む前からわかっているのに、
宮部みゆきって、凄いよね、1000頁以上、読ませちゃうんだから。
それって何でしょう?
解説にも同じ主旨が書いてありましたが、
やっぱ、ファンタジーの裏に潜む、
心底残酷な描写が、読書の心をチクチク刺してくる所かなあ。
だから、読んじゃう。
止まらなく、読んじゃう。
結果は想像できてるんだけど大丈夫。
だって、結果を求めている訳じゃないから。
結果よりも大事な事、たくさんあるんです。
本当は、勇気だけでは出来ない事が多々ある現実を描いている上で、
勇気は何事にも勝る、という事象を書き綴る。
爽やかに、神々しいまでの勇気に感謝。
それが、このストーリー。
読了後、元気になれます!
※はてな年間100冊読書クラブ
※妄想キャスティング
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