趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

堕ちていくヒトの妖艶な姿よ

「ダーク/上」(85/108)
「ダーク/下」(86/108)



なんて凄惨で非情で不幸な物語なのか!
ヒトは堕ちる。
簡単に転げ堕ちる。
どこまでも堕ちる。


桐野夏生の高らかで冷酷な笑い声が、
ページの裏側から聞こえてくる。
さ、どう、この不幸な人たちを目の当たりにして。
さ、どんな気持ち、破滅に向かうヒトの心を覗き込んで。
そんな問いかけが、聞こえてくる。


それにしても、ミロ、貴女はココまで来てしまいましたか。
次はあるのだろうか。。。彼女に。



心身、どちらかが疲れている時に読むと、グっときます。
オススメ。
心身、両方疲れている時に読むのは、危険です。




はてな年間100冊読書クラブ
※妄想キャスティング
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ダーク (上) (講談社文庫)

ダーク (上) (講談社文庫)

ダーク (下) (講談社文庫)

ダーク (下) (講談社文庫)