堕ちていくヒトの妖艶な姿よ
「ダーク/上」(85/108)
「ダーク/下」(86/108)
なんて凄惨で非情で不幸な物語なのか!
ヒトは堕ちる。
簡単に転げ堕ちる。
どこまでも堕ちる。
桐野夏生の高らかで冷酷な笑い声が、
ページの裏側から聞こえてくる。
さ、どう、この不幸な人たちを目の当たりにして。
さ、どんな気持ち、破滅に向かうヒトの心を覗き込んで。
そんな問いかけが、聞こえてくる。
それにしても、ミロ、貴女はココまで来てしまいましたか。
次はあるのだろうか。。。彼女に。
心身、どちらかが疲れている時に読むと、グっときます。
オススメ。
心身、両方疲れている時に読むのは、危険です。
※はてな年間100冊読書クラブ
※妄想キャスティング
http://mixi.jp/view_community.pl?id=424676
- 作者: 桐野夏生
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/04/14
- メディア: 文庫
- クリック: 6回
- この商品を含むブログ (53件) を見る
- 作者: 桐野夏生
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/04/14
- メディア: 文庫
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (41件) を見る