ちょっと前に進みたい時に
「鍵」(118/108)
解説の受け入りになりますが、
本作品、とって優しい人間の成長のドラマです。
姉、兄、妹、3人が人生を前に進めていく。
ただ、その中でトリガーとなったのが「通り魔」だったわけです。
もちろんミステリーとしても立派に成立していますが。
乃南アサの切り口って、
微妙で地味で、冴えていない所から攻めていく感じがします。
大上段に振りかぶっていない感覚、それを優しさと呼ぶのかもしれません。
ちょっ疲れている時に読んでみてください。
軽く背中を押してくれる作品ですよ。
※はてな年間100冊読書クラブ
※妄想キャスティング
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- 作者: 乃南アサ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1996/12/12
- メディア: 文庫
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