趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

プロフェッショナルのレスリング

「マッチメイク」(127/108)



不知火京介の江戸川乱歩賞作品。
プロレスものミステリーです。
珍しいですよね、きっと。
正直、プロレスとか格闘技とか全然詳しくないし、
興味もないのですが、
本作、非常に楽しめました。



主人公の山田君が、大人になっていく物語。
成長していく過程が、プロレスという「アイテム」を通して、
鮮明に若々しく、伸び伸びと展開していきます。
物事を知るという事に付随する、喜びと悲しみ。
その悲しみの分だけ、強くなるし、
その喜びの分だけ、進化する。
それが、人間の本質なのではないでしょうか。


多分、プロレス好きな人とは全く異なった読み方をしてるんでしょうね。
でも、これ読むとプロレス、生で見たくなります。
プロレス好きな人の感想、聴きたいなあ。




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マッチメイク (講談社文庫)

マッチメイク (講談社文庫)