趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

パズルを読む。文字を解く。

「ロシア紅茶の謎」(9/122)




有栖川有栖の、卒ない短編集。
ナイス。
久しぶりに犯人当てに燃えてしまいました。
うーむ、1勝5敗。
自分は、敢えて犯人当てを避けて、読む習性があるんですが、
本作は、
当てなければならない心境に、さりげなく誘い込む。
まんまとやられたぁ。
無理強いしない「気の抜けた」文章が巧みなのかも。




で、一番好きなのは、やっぱり「ロシア紅茶」でしょ。
もちろん負けました。
でも、負けて悔い無し。おーーー、って感じでした。
このトリック、何かに使えるかなあ?えへ。
本格的なんだけど、ちょっとファンタジー入ってるテクニック。
これが有栖川の真骨頂なんでしょうかねえ。





はてな年間100冊読書クラブ(2005-2006.128/108)
※妄想キャスティング
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ロシア紅茶の謎 (講談社文庫)

ロシア紅茶の謎 (講談社文庫)