趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

ニヤリ、、、でも、裏にある悲哀。

ペルシャ猫の謎」(30/122)



有栖川有栖じゃなきゃ、このアプローチは無理でしょう。
この表題作。
まさに「本格」であり、「本格」という戦場での真剣勝負。
ただ、初めて有栖川作品を読む人には進めないな。。。
ある程度、この「戦い」のルールを知った上で、
いざ戦場に、馳せ参じてみてくださいな!



で、有栖川の本格ミステリーは、
ちょっとした悲哀に支えられてるんですよね。
人間の「感情・気持ち」という不条理が引き起こす事象を、
論理でキッチリと解いていく。
だからこそ、
ただのパズル小説では無い!のではないでしょうか。



はてな年間100冊読書クラブ(2005-2006.128/108)
※妄想キャスティング
http://mixi.jp/view_community.pl?id=424676

ペルシャ猫の謎 (講談社文庫)

ペルシャ猫の謎 (講談社文庫)