趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

素敵な上司と最高の部下、そして友達。

シリウスの道・上」(40/122)
シリウスの道・下」(41/122)




25年遅れの青春小説。
広告代理店サスペンス。
普通の男のハードボイルド。
特命副部長(?)物語。
三十代後半恋愛下手男純愛ストーリー。



いやいや。
これだけのテーマを軽く、そして深く書き上げる、
藤原伊織は巧みです。


こ、どの視点で読むかで、
味わいの違う作品でしょう。
ちなみに主人公・辰村と同い年の僕は、
自分の非社会人人生と社会人人生をふと省みて、
ちょっとヤバいと感じてしまいましたよ。
というか、いつの間にか、
藤原伊織が描く人間のゾーンに突入してるんだと改めて認識。
彼の世界観に負けない人物でありたい。
なーーんてね。
とりあえず、頑張って、生きていかなくちゃ、失礼だと思います。



で、立花さんみたいな人、好き。
戸塚さんみたいな人、信じます。
明子ちゃんみたいな人、一緒にいたい。



最後に一言。
本作品、予想外に泣ける。
いやー、泣ける。
35歳以上の人は絶対に泣けるでしょう。




はてな年間100冊読書クラブ(2005-2006.128/108)
※妄想キャスティング
http://mixi.jp/view_community.pl?id=424676

シリウスの道〈上〉 (文春文庫)

シリウスの道〈上〉 (文春文庫)

シリウスの道〈下〉 (文春文庫)

シリウスの道〈下〉 (文春文庫)