趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

う、う、上手すぎる・・・

「影踏み」(58/122)




横山秀夫の『技』堪能。




もう、すばらしいです。
泥棒の立場で描かれた作品。
裏返しのスペクタクルです。
物凄く地味なんだけれども、流れは急です。
この流れに身を任す、これこそ読書の醍醐味。


中でも「使徒」が一番好きかな。
素敵な物語です。
泥棒にも、心はあるんです。みんな、紙一重なんです。
そんな感情を想起させる傑作です。



それにしても、横山秀夫の懐の深さに感銘。
予測不可能、期待値MAX、信用は絶大、それゆえに天才なのだ。
次に読む本が決まっていないならば、
本作品を読むべし、読むべし。





はてな年間100冊読書クラブ(2005-2006.128/108)
※妄想キャスティング
http://mixi.jp/view_community.pl?id=424676

影踏み (祥伝社文庫)

影踏み (祥伝社文庫)