ストーリーテラーだねえ。引き込まれるねえ。
「カディスの赤い星・上」(71/122)
逢坂剛の語りに身をゆだねる楽しみ。
地下鉄の中、夜、飲んで帰宅中でも、
ほんの1、2ページ読むだけで、一気に引き込まれる。
正にストーリーテラーの仕事です。
時は1975年。
小さなPR会社の社長のビジネス奮闘記と思いきや、
著名なギター職人の存在を軸に、
あれよあれよいう間に舞台はスペイン内戦へ…
クセの「無い」登場人物たちが、
一つ一つ積み上げていくストーリー。
主人公、漆田のプチハードボイルドっぷりが素晴らしい。
ちょっと無理してる所が、非常に好感もてます。
押し引きのバランスが巧み。
こういう大人に憧れますね〜。
この先、どこに辿りつくのやら。早く下巻に突入したいです。
今年も黄金読書週間、スタートです。
※はてな年間100冊読書クラブ(2005-2006.128/108)
※妄想キャスティング
http://mixi.jp/view_community.pl?id=424676
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