活劇じゃーーん!!最高っす
「劫火1 ビンゴR」(77/122)
西村健、初めてです。
いやあ、凄い、楽しい、面白い。
詳しい、深い、細かい。
そして、最高にふざけてる。秀逸。
「劫火」という長編を4冊に分けた第一弾。物語の導入部分です。
主人公オダケンの「軽い」活躍がスタートしたわけですが、
アクション部分の描写が本当に巧み。
筋肉の動きが良く見える感じかなあ。
いまどきのスローモーション映像の一歩先を進んでる雰囲気、絶妙です。
で、そのアクションの裏に蠢くものは?
一気に本格謀略モノの気配を漂わせる設定にハマります。
いやー。合衆国に中国に核爆弾に沖縄に国家公務員。
一体、落としどころはどこ!?
本当の狙いは何!?
もう、次を早く、早く、早く読みたいっす。
それにしても登場人物たちのふざけた空気が良い。
この作品の、奥の深さを感じさせます。
※はてな年間100冊読書クラブ(2005-2006.128/108)
※妄想キャスティング
http://mixi.jp/view_community.pl?id=424676
- 作者: 西村健
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/01/12
- メディア: 文庫
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