闘う小説
「劫火2 大脱出」(82/122)
最近、早朝(ん、未明?)の読書にはまってます。
4時位、なぜか目覚めてしまった時、ふと読み始める。
これって贅沢な時間の使い方、でしょでしょ。
さて、今朝は「劫火」という長編を4冊に分けた第二弾。
西村健の繰り出す大活劇に大興奮です。
本作品ではゴロ銀が、金沢を逃げまくります。
逃げると行っても、相手に背中を向けない姿勢が凄い。
真の逃走、脱出は、極限まで研ぎすまされた攻撃、闘いである。
あー、カタルシス。
徐々に明るくなっていく部屋の中で、
一人、激しく妄想。これぞ、本を読む醍醐味。
それにしても、オダケン、ゴロ銀、闘います。
闘うことが生きていくこと、なんでしょう。
ただ、彼らの場合、闘う対象が「国家」。
というか「得体の知れない権力」なのかなあ。
でも、普通の人たちだって闘ってます。
小さな闘いかもしれないけど、やってる事は同じ。
だからこそ、オダケンやゴロ銀に心酔なんです。
頼む、負けてもいいから、闘い続けて。
というか、勝つまで闘って。
これ、そのまま自分に・・・
では、おやすみなさい
※はてな年間100冊読書クラブ(2005-2006.128/108)
※妄想キャスティング
http://mixi.jp/view_community.pl?id=424676
- 作者: 西村健
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/02/10
- メディア: 文庫
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